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| 関西蹴球だより 07/04/05 (木) | <前へ|次へ|indexへ> |
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| 決勝戦は名門私学の対戦となった(エンジ:立命館、白:同志社) |
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京都伝統の「同立戦」を制し、同志社優勝! 第57回京都学生選手権 決勝 同志社大学vs.立命館大学 取材・文/ハヤシ ヒロヒサ |
名門私学の対決となると早慶戦が有名だが、京都の場合は「同立戦」がそれに当たる。いわゆるライバル関係である。しかし、2006年の両校の明暗はくっきりと分かれた。総理大臣杯で優勝し「日本一」になった立命館に対し、同志社は関西リーグでもがき続け、最終的には2部降格の憂き目にあった。しかし、新チームで対戦する今回の同立戦は、そんな06年の光と影を感じさせない好勝負となった。
新4回生にプロ注目選手が並ぶ立命館(FW古部は全日本大学選抜のフランス遠征直後のためベンチスタート)に、新2回生を中心メンバーに据えた同志社が挑む構図。そして、試合は開始早々から立命館が主導権を握り続ける。
1分、立命館はCKからDF深水がボレーシュート。これは同志社GK川原がセーブしたが、その後も立命館がセットプレーで押し込む。対する同志社は、時折強引な中央突破を試みるが実らない。散発的抵抗といった様相だ。
立命館は同志社のサイド、特に左サイドに狙いを定めて、時に単独で、時にコンビネーションで幾度も崩す。1つ、1つのパスの質は明らかに立命館が上。様々な選手が右からクロスを上げ、中央の森井・木村が高さと強さで仕上げにかかった。ただ、シュートはポストに当たり、GKに阻まれ、枠を逸れネットには突き刺さらない。そして、前半30分までの立命館の度重なるサイド攻撃で得点が生まれなかったことが接戦の原因になった。やがて、立命館の猛攻を耐え忍んだ同志社が、左サイドに張った楠神のドリブルで反抗への予兆を漂わせはじめる。ただし、正直な感想を述べれば、スコアレスがちょっと意外に感じられる前半だった。
ところが後半になると、あれ程決まらなかったシュートがあっさりと入る。開始数10秒、同志社ゴール前での混戦から、立命館FW木村が左足で蹴り込む。あっけない先制点。さらに立命館は、森井のポストプレーが冴え渡り、チャンスを量産。何とか抵抗する同志社のプレーも熱くなり、ファウルとカードが増える。攻めに出るしかない同志社に対し、立命館が、交代出場の河津を中心としてカウンターで応戦。クロスバーに阻まれ、あるいはGKに防がれて立命館は追加点を奪えないが、それでも、度々決定的なシュートが同志社ゴールを襲う。
大会得点王と優秀選手をダブル受賞した楠神(左)と木上(右)の同志社大コンビ
この同志社圧倒的不利の局面を変えたのは、この大会で好調を維持しているFW木上だった。交代出場でピッチに登場すると、強引なドリブルと高いキープ力で反撃のための起点となる。そして、同志社が繰り返していた中央突破が実ったのは84分。その木上がスルーパスに反応してGKとの1対1になり、強烈に叩き込む。これで同志社が一気に勢いをつかんだが逆転するにはいたらず。試合は延長戦へと突入した。
延長戦、同志社は1人で局面を打開出来るテクニシャン・楠神を外して西村を投入することで更に運動量をアップさせる。そして立命館は、途中出場のエース古部のスピードに賭ける。延長前後半で、それぞれ決定機は1度。しかしゴールネットは揺れずに優勝はPK戦で争われることに。このPK戦も大接戦となったが、最終的に8−7で同志社が粘り勝った。
客観的に観ればアップセットとも呼べる結果だが、この両校の力差は秋には埋まっているかも知れない。現状では経験と自信で立命館が上回っているが、個々の技術に差は少ない。秋季リーグでの「同立戦」が楽しみになって来た。
※大会表彰選手
【大会得点王】 入江(立命館)、木上(同志社)、楠神(同志社)
【大会優秀選手】 木上、川原、楠神(以上、同志社)、永田、深水(以上、立命館)
| (立命館大) | (同志社大) | |||||||
| GK: | 鈴木 | GK: | 川原 | |||||
| DF: | 佐藤、深水、白井、前野 | DF: | 立花→林、宇城、永戸、井上 | |||||
| MF: | 入江→河津、有田→福本、永田、山口→是井 | MF: | 大森、神田、大塚→木上、楠神→西村 | |||||
| FW: | 森井→宮尾、木村→古部 | FW: | 松田、北森 | |||||
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