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| 関西蹴球だより 07/06/06 (水) | <前へ|次へ|indexへ> |
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大体大・武庫川、2強辛勝。 2007年度関西学生女子サッカー春季リーグ 第2節 取材・文/ハヤシ ヒロヒサ |
開幕節は何とか麻疹の影響を回避したが、今節は逃れられず。一部順延になる試合が出てしまった。こればかりは抗いようもなく、事態の終息を待つのみである。加えてこの時期は、教育実習が本格化する。教育系の大学が多く参加する今大会では、最上級生が試合に登録されない場合もある。ただしこれは例年の事であり、教員になった学生たちがサッカーの楽しさを伝えてくれれば、と勝手な願いを込めてしまう。
[第1試合;大阪体育大vs.立命館大]
全国制覇した大阪体育大(以下、大体大)の登場。しかし4回生は軒並み教育実習で欠場。ケガ人も登録されずフレッシュなメンバーで臨むこととなった。対する立命館大(以下、立命館)も14人のみの登録ということでアクシデントが起こった場合に不安を残す。
大体大は初戦で二桁得点をマーク。その圧倒的な強さは、関西では揺るがないものと思われた。しかし、試合前に石居監督に話をお聞きすると「今日はあまり(点を)取れないかも知れない」とのこと。実際、その言葉は杞憂で終わらなかった。
男子サッカー部と同じ3−5−2で構えた大体大は、球離れも良く、ボールが縦横に走り、両ワイドからの仕掛けを続けた。しかし、右サイドから堀本、喜代原がクロスを入れるがFWに合わず、押し込むが得点出来ない嫌な流れ。その一方で、大体大がチャンスを作れなかったのは立命館の守りが組織だっていた点も見逃せない。大体大の2トップにはマンツーマンで付く。その後ろにスイーパーを配置。ボールを持つ相手には2人で挟撃する。確かに大体大のシュートが2度バーを叩いたが、ゴール前で完全にフリーで打たせる場面はほとんど無かった。
立命館がボールサイドとゴール前に人を割いている分、当然逆サイドは大体大の選手が数的優位ではあった。ただし、クロス阻止ではなく、中でのフィニッシュに対応するという立命館の狙いは当たり、人垣がクロスを跳ね返してゆく。
引いた相手から得点する難しさは、どのレベルの試合でも同じ。綺麗に崩すより、力技が有効な場合も多い。そして大体大は、単独の突破に活路を見出し始め、55分(35分ハーフ)、前田が突破してゴールネットを揺すった。ようやくの先制点。結局、その1点が決勝点にもなり1−0で終了。大体大は、立命館のカウンター用1トップに3枚が対応していたが、そこで人を余らせるよりは攻撃に厚みを作った方が楽に試合を運べたかもしれない。タラレバにはなるが。それでも勝ち切ったあたりに、さすがの強さを見た。
| (大阪体育大) | (立命館大) | |||||||
| GK: | 増田 | GK: | 村上 | |||||
| DF: | 藤本、浦上、堀本 | DF: | 鈴木(由)、市村、古志、関 | |||||
| MF: | 古川、末田、喜代原、岡田→木原、遠藤 | MF: | 池田、阪上、鈴木(暁)、赤川 | |||||
| FW: | 前田、馬場→中川 | FW: | 前川、園田 | |||||
[第2試合;武庫川女子大vs.大阪教育大]
初戦を順当に勝った武庫川女子大(以下、武庫川)だったが、躓くならこの大阪教育大(以下、大教大)との試合だと筆者は踏んでいた。理由として、大教大は核となる選手がセンターラインをしっかりと固めており、フィジカルも強く、決して守り一辺倒にはならないからだ。
武庫川有利の展開は想定された通りだった。そして4分、武庫川のFW堀が単独で突破してシュート。ポストを叩いたボールはゴールマウスに吸い込まれて呆気なく先制した。
しかし、大教大も受け身ばかりにならず、カウンターで反撃を試みる。そして、武庫川の先制点の後も中盤での激しい鍔迫り合いが続く。最終ラインを高く保ち、コンパクトなサッカーを展開する両チーム。武庫川はその裏のスペースを狙い続けたが、容易には実らず。逆に21分、大教大がエースFW光藤のパスを受けたMF佐々が左足一閃。ボールはGKを抜いて同点に。
個人技で上回る武庫川だが、総合力の差は小さかった。セットプレーのチャンスは武庫川が圧倒的に多かったもののゴールに結実するに至らない。大教大はキープレーヤーである輪田をフォアリベロ的な位置に配して、攻守のバランスを取り続けた。
後半になると、両チーム共に縦に急ぎ過ぎでチャンスが生まれない。斜めのボールを武庫川の左SB三宅が意識して入れるが、浮き球の勝負は大教大に分があった。やっと膠着状態を打破したのは、その三宅の左足。CKから鋭い弾道のボールを入れると、堀江が遂に競り勝ちヘッドでゴール。武庫川が再びリードを得る。大教大は光藤のポストプレーから反撃を試みるが、フォローの数が少なく武庫川ゴールを脅かせない。最後は武庫川がしっかりポゼッションして終了。それでも、スコアが示す通りの力関係に違いはなかった。
この結果を受けて、最終的には大体大と武庫川の直接対決で優勝が決まる展開になったと断言して良いだろう。
| (武庫川女子大) | (大阪教育大) | |||||||
| GK: | 稲澤 | GK: | 本間 | |||||
| DF: | 三宅、堀江、藤田、原→西尾 | DF: | 森藤、松崎、輪田、小林 | |||||
| MF: | 加藤、渡辺、三平→久常、三浦 | MF: | 福田、佐々、長沢、辻 | |||||
| FW: | 堀→名越、村田→宮地 | FW: | 光藤、谷口 | |||||
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