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| 関西蹴球だより 07/07/09 (月) | <前へ|次へ|indexへ> |
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プリンスリーグ関西、サバイバル!! プリンスリーグ関西07 第7節 取材・文/ハヤシ ヒロヒサ |
グループリーグ最終節を迎えたプリンスリーグ関西。6節終了時点で、まだ高円宮杯全日本ユース参加チームは決まっていない。プリンスリーグAグループ(上位グループ)残留争いも熾烈。プリンスリーグBグループ(下位グループ)からの降格チームも全ては決まっておらず、まさにサバイバル。他会場の経過も気にしながら、まずは勝利を目指す戦いが繰り広げられた。
【野洲vs.伏見工業】
Bグループの上位につける両チームの戦い。ただし野洲は前節終了時点でBグループ2位以内が確定しており、Aグループ3位、4位と争う高円宮杯出場決定リーグ進出を決めている。伏見工業(以下、伏見工)は、大量得点差で勝つことと他会場の結果によってBグループ2位の可能性が残っている。
この試合、野洲がメンバーを落とさず臨んだこともあり、撃ち合いになった。
立ち上がりから互いに相手のDFラインの裏を徹底して狙う。相手のラインを下げつつあわよくば早い時間の得点を考えていた。しかし、そう簡単にパスが通ることはなく、決定機にはならない。
やがて、時間が経過するにつれてゲームも落ち着きを取り戻す。野洲は前線からのチェイスと左サイドのMF木村がドリブルで活路を開きチャンスを作り始め、野洲の攻勢、伏見工のカウンターの構図が続く。野洲はターゲットマン、FW坂本にクロスを合わせる。そして、先制点はやはりその頭だった。
38分(45分ハーフ)、木村のCKを坂本がフリーで合わせて豪快に先制。直後、伏見工MF田中翔が決定機を外す。そこから野洲も決定機を立て続けに迎えるが追加点ならず。慌ただしい5分間を過ごして後半へ。そして49分には、伏見工のDFのミスをさらって後半から出場の野洲のFW坂本が追加点をゲット。さらに左右に揺さぶって野洲が攻撃を続ける。この時点ではワンサイドになるかと思われた。伏見工は裏を狙い続けており、それもなかなか実っていなかった。
しかし、1度の成功が流れを変える。69分、伏見工FW田中将がDFラインの裏へ抜け出し反撃の狼煙。75分にもまた、田中将が裏を取って一気に同点に。こだわった甲斐はあった。さらに同点では先が開けない伏見工は攻め続ける。81分にはFKのこぼれをDF宮本がプッシュして逆転。試合終了間際には、MF影山の鮮やかなミドルで4−2とした。伏見工の見事な逆転勝利。しかし、得失点差が足らずに全国への道は途絶えた。また、後半ペースダウンした野洲が、高円宮杯出場決定リーグまでにいかに切り替えるか、気になる点である。
| (野洲) | (伏見工業) | |||||||
| GK: | 青木涼 | GK: | 北村 | |||||
| DF: | 青木亮、西口、松原→中野 | DF: | 宮町、中島、宮本、片山 | |||||
| MF: | 内久保、上田、木村、藤野、潮入→卯田 | MF: | 影山、田中翔、松永→中島、東 | |||||
| FW: | 富田→池田、坂本→吉岡 | FW: | 高田、田中将 | |||||
【ヴィッセル神戸ユースvs.滝川第二】
神戸の両雄が今年は大苦戦。ともにまだ1勝と、昨年までプリンスリーグの主役を担っていた面影が無い。しかし、辛うじて高円宮杯出場のチャンスも残しており、プライドをかけて勝ちにゆく一戦となった。
試合開始早々から、落ち着きのない展開が続く。両チームの勝ちたい気持ちが空回りしている。ボールがおさまる所もなく、ピンボール状態だ。そんな力勝負で先手を取ったのはヴィッセル神戸ユース(以下、ヴィッセル神戸)。8分、MF八束のFKをFW辻がファーで合わせた。これで落ち着いたヴィッセル神戸は、辻が流動的なポジション取りでスペースを空けてチャンスを作る。滝川第二(以下、滝二)も負けまいと高い位置からのプレス。試合はショートカウンター合戦の様相を呈している。
滝二は注目の大型MF大塚がFWの位置に入って攻撃を司る。確かにその高さと技術は活きていた。両チームがチャンスを多く作り出すが、なかなかゴールには到らない。ファウルの多さ、ぶつかり合いの激しさが目を引く展開でもあった。
後半も互いに攻めの姿勢を崩さない。激しさも増しイエローカードも多くなる。そして、試合を決めたのはファウルであり、カードだった。58分、滝二DF吉田がヴィッセル神戸DF飯尾の突破を阻み、この日2枚目のイエローで退場。そしてPKがヴィッセル神戸に与えられた。そのPKを辻があっさり決める。
これで大勢は決した。62分、八束が個人技で追加点。滝二も選手交代のカードを使いながら必死に反撃するが、ヴィッセル神戸にカウンターのチャンスをもたらすことになった。なかなかヴィッセル神戸も決めきれないでいたが、滝二の緊張の糸も切れてくる。そして、終了間際にヴィッセル神戸がMF岡崎のゴールと辻のハットトリックとなる3点目で突き放した。
5−0で試合を終えたヴィッセル神戸は、隣のグラウンドを気にする。全国への切符を争う当該の相手、神戸科技高校が京都サンガに競り負けたため、ヴィッセル神戸が高円宮杯出場リーグに進出した。
| (ヴィッセル神戸ユース) | (滝川第二) | |||||||
| GK: | 松本 | GK: | 岡田 | |||||
| DF: | 飯尾、佐川、川岸→高島、原田 | DF: | 吉田、小田、田中、深谷 | |||||
| MF: | 先田→岡崎、須崎、栗原→谷、八束→木村 | MF: | 杉本→鉛口、吉波→北山、外島→原田、坂東→吉澤 | |||||
| FW: | 上谷→東城、辻 | FW: | 大塚、記虎→寺東 | |||||
【高円宮杯出場決定】
ガンバ大阪ユース
セレッソ大阪 U−18
【高円宮杯出場決定リーグ参加チーム】(このうち2チームが高円宮杯へ)
京都サンガF.C U−18(A3位)
ヴィッセル神戸ユース(A4位)
野洲(B1位)
大阪桐蔭(B2位)
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