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| 関西蹴球だより 07/09/13 (木) | <前へ|次へ|indexへ> |
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関西学生の秋、幕開け 2007年度関西学生サッカーリーグ 第1節 取材・文/ハヤシ ヒロヒサ |
来年度からの変革を前に、最後の短期決戦リーグが開幕した。関西の場合、春と秋にそれぞれリーグがある形式だった。しかし、チームごとのコンディションの公平性や強化の観点から通年リーグに形を変える。これは全国的な流れでもある。
来年度からの変革に伴い、この秋のリーグでは"攻撃的なサッカー"が期待される。何故ならば、1部リーグのチーム数を増やすために、自動降格がなく、加えて2部との入替戦もこれまでよりは厳しくならないと予想されるためだ。下を見る心配がないなら、各チームに攻め勝ってタイトルを狙ってもらいたい。
【びわこ成蹊スポーツ大学vs.同志社大学】
春の王者・びわこ成蹊(以下、びわこ)と昇格組の同志社が開幕戦で当たった。当然、公式戦では対戦はなかったものの、春先の練習試合で力試しをしている。その試合はびわこの圧勝。それらを鑑みるとびわこ有利の見方が強かった。
しかし、開始早々の3分、同志社が先制する。関西最高のファンタジスタ・楠神が直接FKを蹴り込んだのだ。そして、直後の5分にびわこのMF佐藤がGKとの1対1を決められなかったことにより、試合は同志社の流れで進む。18分、右から崩して最後はMF須原が追加点。その後も同志社は決定機の連続。シュート数こそびわこが上回ったが、同志社はGKと1対1のケースが幾度もあった。それを決めきれない点は課題でもあろう。
両チームとも、丁寧に組み立てるサッカーで好感が持てた。そして繋ぐサッカーだからこそボランチで差が出た。同志社の滝口が度々ボール奪取でびわこの攻撃を寸断。びわこに有効な攻撃をさせなかった。試合は85分に同志社FW岡がカウンターから相手DFを外して冷静にゲット。3−0で同志社が快勝、久しぶりの1部リーグでの白星を挙げた。
| (びわこ成蹊スポーツ大学) | (同志社大学) | |||||||
| GK: | 磯谷 | GK: | 川原 | |||||
| DF: | 山田、榊、内野、舩津 | DF: | 井上、森本、永戸、深浦 | |||||
| MF: | 熊田→小川、中原、瀬古→平野、佐藤 | MF: | 滝口、大森、須原→大塚、楠神 | |||||
| FW: | 篠部、三好→永井 | FW: | 飯島→岡、角島 | |||||
【京都産業大学vs.関西大学】
春は下馬評と結果に大きな違いが出た両チーム。京都産業大(以下、京産)は春のリーグ前の評価は高くなかったが、4位と健闘。対する関西大(以下、関大)は優勝候補ながら残留争いに加わってしまった。選手の顔触れだけを見ると関大が強くて然るべきだが、そうはいかないのがサッカーだろう。
この試合もゲームは京産がコントロールした。序盤の決定機を連続して外した関大は京産の速いカウンターに苦しむことになる。11分に京産がFWコンビ、木付から日下で先制。春から、速攻で最後は日下というパターンが確立されており、京産の強みになっている。関大も14分にこぼれ球をMF森勇貴が押し込みすぐに追い付く。その後、左サイドのスピードスター吉村が関大の攻撃を担い続けるが、ビッグチャンスにはならず。京産が速攻で脅かす展開で、後半へ。
京産はプレスの手を緩めず、関大がイージーミスを多発。64分、京産がついにボランチから簡単にボール奪取して、速攻で日下が決めた。ただし、内容と結果が伴わないのもサッカー。66分に関大がまたもこぼれ球をFW森曜平が決めて追い付く。ここから猛暑による疲労などで全体的に集中力が切れてしまい、膠着したまま試合終了。しかし、このままでは京産と関大の順位は春と同様になるだろう。そう予測させる試合内容だった。
| (京都産業大学) | (関西大学) | |||||||
| GK: | 吉田 | GK: | 児玉 | |||||
| DF: | 渡邉、吉川、門、市川 | DF: | 野村、長島、脇、佐藤→宇佐美 | |||||
| MF: | 馬場、山田→濱口、稲本、櫛田 | MF: | 吉村→保手濱、大屋、西岡、森(勇)→森(曜)、藤澤 | |||||
| FW: | 木付、日下→宮脇 | FW: | 阪本 | |||||
【大阪体育大学vs.阪南大学】
今年の関西学生選手権を狙って制し、この試合の前の週にも天皇杯大阪代表の座を射止めるなど、今季好調の大阪体育大(以下、大体大)。阪南は春のリーグで入替戦に回るなど、安定していない。
この試合、入り方は互角だった。MF西谷、田所を中心に分厚く攻める大体大と、強靭な体躯のFW西田を前面に押し出す阪南。それぞれが自分たちのサッカーを貫くが、なかなかシュートには至らず、両チームの守備陣の頑張りが目立つ前半となった。阪南は愚直なまでに西田を使い、それに西田も応えるが攻めに厚みが無い。そして試合は徐々に大体大ペースに。ただ、前に人数を割いていない分、阪南が大崩れすることはなくスコアレスで前半を終える。
阪南は後半途中から投入された木原がスピードという武器を加えたために、前線のターゲットが西田1枚から2枚へ。そして65分、左からのクロスを西田が競り勝って阪南が先制。狙いがはまった格好になった。
ここから大体大は攻撃的な交代で一気呵成に攻めた。前線はほぼ4トップ。その力技が奏功したのが84分。西谷のシュートのこぼれをFW池田がプッシュして同点。大体大は勝ち点3を目指してさらに攻め立てるが、勝負は一発で決した。後半アディショナルタイムにCKから阪南DF久野が決勝ゴール。内容では劣勢だった阪南が白星を得た。ただ、大体大のチームとしてしっかりと整備されていることは明白で、上位には顔を出すだろう。
| (大阪体育大学) | (阪南大学) | |||||||
| GK: | 川本 | GK: | 麻生 | |||||
| DF: | 山道、松尾、込山、鬼岩→吉村 | DF: | 金、楠本、岡本、野田 | |||||
| MF: | 西谷、田所、小久保→村田、森→池田、山下 | MF: | 東→久野、吉川→藤田、佐藤、吉田→木原 | |||||
| FW: | 熊元 | FW: | 小寺、西田 | |||||
【第1節その他の試合結果】
関西学院大学 2−0 近畿大学
桃山学院大学 2−2 大阪学院大学
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