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| 頑張れ!女子サッカー 06/05/17 (水) | <前へ|次へ|indexへ> |
| 今年、リーグ女王に輝くのはどこだ? |
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なでしこのサッカーシーンが、いよいよ始まる!! モック なでしこリーグ2006 開幕直前特集(前編) 取材・文/西森彰 |
元日の全日本女子サッカー選手権決勝から半年を経て、2006年5月21日(日)、女子サッカーの頂点を目指す戦いが再び始まる。プロとアマチュア、社会人から中学生まで一緒に上がる特殊な舞台は、「女子サッカーにとって、より良い選択肢は何なのか」を模索しながら運営されてきた。今シーズンも、様々な点で変更、改革が行われている。
一時ほどの勢いはなくなったものの、女子サッカー界には、まだまだ追い風が吹いているようだ。モーニング娘。の吉澤ひとみをオフィシャルサポーターに迎え、株式会社モックがリーグスポンサーについた「モックなでしこリーグ2006」。優勝クラブの選手は時価1億円のティアラを戴冠できる(優勝クラブの持ち回りだが)。そして、これまでL・リーグのサブタイトル的な愛称として試験的に採用された「なでしこリーグ」という呼称が、今期から正式名称として採用された。
今年最大の変更点が1部リーグ=ディビジョン1の施行方法だろう。今回導入されたのは、中村俊輔が戦ったスコットランド・リーグと同じプレーオフ併用形式である。8チームが2回戦14試合を戦い、まず、その時点で1〜4位の上位グループと5〜8位の下位グループに分割される。その後に「それまでの勝ち点を引き継いだまま」上位、下位の各グループ内で3回戦3試合を行い、上位リーグで戦ったチームの中で総勝ち点の多い順に1〜4位を決定。同様に下位リーグで戦ったチームの中で総勝ち点の多い順に5〜8位を決定する。
序盤で大差をつけておけば、3回戦の3試合で全敗しようと優勝できる。極論すれば14試合を終えたところで、2位に勝ち点10差をつけていればその時点で優勝決定なのだ。Jリーグで行われていたチャンピオンシップのような一発勝負的な要素はどこにもない。消化試合と目されるゲームが減っただけのことだ。決して最後の3試合で全てを決める方式ではない。この点については、関係者の間でも誤解が多い。
この変則3回戦で大きくクローズアップされるのは、下位クラブの残留争いだ。グループ分けが済んだ時点で上位リーグ入りすれば4位以内は確保。最後の3試合でいくら負けようが残留できる。残留争いをするチームにとっては、スタートダッシュをかけて2順目までに残留を決めるという戦略も生まれる。逆に勝ち点を奪いやすい3順目までを睨んで、チームを作り上げるところも出てくるはずだ。
さらに、もうひとつの大きな変更点が入れ替え戦の導入だ。それまでの1チーム自動昇降格だけでなく、ディビジョン1の7位チームと2部リーグ=ディビジョン2の2位チームによる入れ替え戦が行われる。下位リーグに回された4チームのうち、半数の2チームが降格するということもありうる。これは、ディビジョン1のチームには大きな危機感を、ディビジョン2のチームには大きな希望を与えることだろう。
リーグ戦の開催期間は5月21日(日)の開幕戦から11月5日(日)までの約6ヶ月間。Jリーグなどに比べて開幕が遅れるのは、4月を基本にスタートする日本社会のスケジュールにあわせるのも大きな理由のひとつ。学生や社会人などアマチュアがほとんどの選手、スタッフにとって、年度をまたぐのは生活上厳しい。さらにサッカーは、メンバーが集まってすぐにチームとしてまとまるスポーツでもない。気候の良い4月や、GWのある5月上旬に試合を開催できないのは残念だが、これは仕方がない。
さらに、高校生などが主力選手で、日曜日・祝日のデーゲームでないと、出場が覚束ないクラブも多い(アウェーゲームは、前日移動の必要がある場合が多い)。今シーズンの土曜日開催を見ても、9月16日(土)に行われるディビジョン1の4試合以外は、6月10日(土)の浦和レッズレディースVS日テレ・ベレーザだけ。その他は全て日曜日か、祝日の試合開催になっている。
ただでさえ、こうしたアマチュアならではの足枷がある上に、今年は各代表が国際大会に臨むため、余計、スケジュール調整に苦労した。まず、フル代表=なでしこジャパンは、7月下旬の第5回女子ワールドカップアジア地区予選を兼ねた、女子アジアカップに参戦する。そのための準備として、イタリア遠征、そしてゴールデンウィークに行ったアメリカ女子代表との2連戦などの強化期間が必要だった。
さらに今年は、ユース年代も世界大会挑戦の年だった。4月にマレーシアで行われたAFC U-19選手権で3位以内に入っていれば、秋口に行われる本大会に出場していた。ここで、仮にセミファイナルまで進むと、実は、リーグ終盤戦の大事な時期と被っていた。日本サッカー協会からは「これ以上、スケジュールの調整ができない」という説明があり、ユース世代の有力選手を抱えるクラブからは「世界大会に臨むのに、そういう姿勢で良いのか」と不満の声が上がっていた。幸か不幸か、3位決定戦での敗退とともに、この議論も収束したが…。
この項続く
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