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| 頑張れ!女子サッカー 06/07/28 (金) | <前へ|次へ|indexへ> |
| ホームで負けなしのアンクラス。今日も勝利を誓う。 |
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4得点1アシスト。エース川村の活躍で福岡Jが快勝 取材・文/中倉一志 |
mocなでしこリーグ ディビジョン2 第8節 福岡J・アンクラスvs.バニーズ京都SC
2006年7月16日(日)12:00キックオフ 東平尾公園博多の森陸上競技場 観衆:275人 天候:曇
試合結果/福岡J・アンクラス5−1バニーズ京都SC(前3−0、後2−1)
得点経過/[福岡]川村(29分、34分)、深澤(36分)、川村(68分)、[京都]三浦(87分)、川村(89分)
mocなでしこリーグ・ディビジョン2は今日から第2クール。福岡J・アンクラスはホームの博多の森陸上競技場でバニーズ京都SCを迎えた。ここまで4勝3敗で5位につける福岡は、攻撃的な持ち味を十分に発揮しつつも、やや出入りの激しいのが欠点。それでも、首位の大原学園との差は勝ち点5、2位の新潟とは勝ち点4の差と、十分にディビジョン1昇格を狙える位置につけている。1年でのディビジョン1昇格を果たすためには、第2クールで安定感を身につけることが求められている。
対するバニーズ京都SCはスケジュールの関係で1試合多く消化。現在は1勝1分6敗で5位につけている。序盤戦から苦しい戦いを強いられているが、宝塚から京都にホームタウンを移し、さらに選手を入れ替えての戦いであることを考慮すれば、それもやむを得ないことだろう。難しい中での戦いだが、チャレンジを続けることでチームの成長を目指す。対戦相手の福岡は開幕戦で2−5で敗れた相手。そのリベンジを果たすべくピッチに立つ。
立ち上がりから主導権を握ったのは福岡。ボールを支配してほとんどの時間を京都陣内で過ごす。「いま調子がいい11人を選んで第2クールに臨んだ」(河島美絵選手権人監督)という福岡の布陣は4−3−3。前の3枚には連動するということと、ボールを奪われるなという最低限の決まりごとだけを与えて自由な形で攻めさせた。ボランチの河島がボールを配り、前の3人を軸に自由奔放に攻めるサッカーこそ福岡のサッカー。そんな選手たちにスタンドから大きな声援が飛ぶ。
4得点1アシストと大活躍の川村(左)。その才能は高い評価を得ている。
対する京都は、3バックの前にボランチを1枚配置し、その前に4枚の中盤と2トップを置く布陣。中盤の5人と2トップが連携して、福岡の攻撃を粘り強く跳ね返していく。福岡が決めるべきところで決めきれないことにも助けられて、20分過ぎからは福岡陣内に入り込む時間帯も作った。しかし、福岡との間にある技術、戦術面での差はいかんともしがたく、粘り強く守る反面、前半のシュート数は1本に押さえ込まれた。
試合が動いたのは29分。光成からのアーリークロスを受けた川村がトラップで相手DFの逆を取ってフリーに。そしてゴールネットを揺らした。この1点で流れは一気に福岡へ。34分には右サイドからのクロスに光成がニアでつぶれてボールが中央に抜けてきたところを再び川村がゲット。その2分後には左サイドから川村が送り込んだクロスボールに深澤が足から飛び込んで3点目。福岡は前半で早々と試合を決めてしまった。
後半もリズムは福岡。52分には鋭いシュートがGKを襲い、57分には決定的なシュートが右ポストをかすめる。そして、福岡の駄目押しゴールは68分。光成からパスを受けた川村が囲みに来る相手を強引に振り切ってドリブルを開始。そのままゴール前まで持ち込むとスピードに乗ったまま右足を振り抜いた。次の瞬間、ゴールネットが大きく揺れた。川村自身のハットトリックとなるゴールは、その迫力といい、時間帯といい、京都の戦意を喪失させるのに十分なゴールだった。
一矢を報いた京都の三浦(左)
この得点を境に試合はこう着状態に。両チームに運動量、集中力に欠くシーンが見え始める。しかし、真夏を思わせるような気温の中での戦いでは、それもやむを得ないことだった。そんな中、残り15分を切ったあたりから京都が最後の反撃を見せた。そして、その気持ちが実ったのは87分。右サイドから谷田貝が上げたクロスボールに、飛び込んできた今枝とGK田上が交錯。裏へこぼれたボールに反応した三浦がゴールに押し込んだ。福岡にしてみれば0で抑えたかったシーンだったが・・・。
しかし、この終了間際の失点をゴールという形で返すところが、超攻撃的なサッカーを目指す福岡らしい。時間はロスタイム。そして決めたのはまたもや川村だった。「練習の時から川村は調子が良かったので、今日は結果を出してくれるんじゃないかなと思っていた」(河島監督)。阿比留からのパスを受けてのドリブルシュート。もはや、この日の川村は誰にも止められなかった。そして試合終了のホイッスル。福岡は第2クール初戦を5−1という内容、結果ともに合格点の試合でものにした。
「この暑さも影響したのだろうが、ラスト15分くらい押し込まれた時間帯があった。あそこをしっかりつなぎたい」とは河島監督。しかし、笑顔は隠せなかった。そして何といっても、この日の立役者は川村。4得点1アシストと全てのゴールに絡んで見せた。しかし出来は60点」と河島監督は敢えて厳しい評価を出す。「前半の決め所で全然決められなかった。ゲームのリズムがいいときに決めてくれないと。相手の動きが止まってから決めてもね」。大きな期待の裏返しの厳しい評価。自信と課題を整理して大きく羽ばたくことを河島監督は望んでいる。
試合終了後はいつものように選手による抽選会が行われた。
さて敗れた京都。「前回惨敗した相手に対し仮を返しに来たのに、こんな試合では意味がない。今までの中で最悪の試合。点を取られたあと取り戻そうという気持ちの部分が感じられなかった」(牛浜真監督)。勝つときもあれば、負けるときもあるのがサッカー。しかし、気持ちで負けていてはチームの向上はあり得ない。その部分を監督は選手たちに伝えたかったのだろう。新しくチームのスタイルを確立させることが当面の目標だが、だからこそ戦う気持ちが必要だった。
宝塚バニーズの京都への移籍で生まれた京都は実質的には新しいチーム。「オフェンスの部分でも、ディフェンスの部分でも個の部分で劣っているので早く追いつきたい」と牛浜監督は試合を振り返った。そのためにも、戦いの中から個の弱さ、自分自身を知ることを選手たちに求めている。「第1クールを終えて、大体の力量、ポジションは分かった」という牛浜監督。その差を戦いながら埋めていく作業が、これからの京都に必要になっていく。
| (福岡J・アンクラス) | (バニーズ京都SC) | |||||||
| GK: | 田上未希 | GK: | 達家理沙 | |||||
| DF: | 板谷麻美 内堀律子 鈴木千賀 阿比留麻由(60分/堤晴菜) | DF: | 道下愛子 阪上由紀代 鈴木舞子 | |||||
| MF: | 渋谷由美子 河島美絵 正手亜希子(79分/野村由美子) | MF: | 佐野絵美(63分/近藤朋香) 矢田貝実希子 天満舞 渡辺樹里(55分/今枝梢) 下村亜沙実(71分/薬師寺良子) | |||||
| FW: | 深澤里沙 光成芳恵(84分/谷原ゆかり) 川村真理 | FW: | 三浦香子 榎木園美加 | |||||
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