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| 頑張れ!女子サッカー 07/03/13 (火) | <レポートに戻る> |
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大橋浩司監督(日本女子代表)記者会見 2007FIFA女子ワールドカップ・中国大会 プレーオフ第1戦 日本女子代表vs.メキシコ女子代表 取材・構成/西森明 砂畑恵 |
試合を振り返って
終わってみれば勝点3をとれてホッとしたという気持ちです。非常に難しいゲームでした。これは、当初から予想していました。やはり、メキシコの前線には非常に危険な選手がいて、そういった選手にどう対応していくか、リズムをどう立て直していくかということを心配してゲームに臨みました。でも、選手は勇気を持ってゲームをやってくれていたと思います。
それから、数多くのファンの方が応援に来てくれて選手たちは非常に勇気をもってゲームに臨めていた。これは非常に大きかったと感じています。あと1週間でメキシコに乗り込んでもう1戦やるんですけれども、ぜひ、良い準備をして第2戦に臨みたいと思います。
今日の登録メンバーは監督にとってのベストチョイスなのか。それとも突発的な理由があったのか?
23名の中に怪我人はいません。選手たちは非常にコンディションも良いと思います。今日もメンバー発表の時に、選手たちにも話したんですけれども『23名の中で(今日の)18名というのは良い選手が18名じゃなくて、第1戦のゲームにおいて、いろんなシミュレーションの中で出場する可能性の高い18名である。それ以外の選手については1週間後の準備をしっかりとやって欲しい』ということを話しました。
宮本選手を先発起用した理由と、交代で柳田選手を入れた理由を。
宮本選手については非常にダイナミックな展開ができるというのが一つの特長なんですけれども、それを期待して先発メンバーとして起用しました。後半、前半もそうなんですけれどもメキシコはどんどんシステムを変えたり、ポジションを変えたりするんですね。後半、おそらくシステムを変えてくるだろうということで、後半のスタートは若干様子を見て、それでどこを突いてくるか様子を窺いながら入りました。
案の定、バイタルエリアをしっかりと攻略しようとしていたので、宮本選手が調子よくなかったというのではなくて、酒井を中において、柳田を左、右に宮間を置くことによって、プレスバックですね。彼女たち3人は非常に有効的に動けますので。それに期待してメンバーを変えました。それと、あとは攻撃の流動性ですね。柳田を入れて攻撃の流動性をだそうとして、思い切って宮本と柳田を代えて、宮間と柳田のポジションを逆にしました。
ケガから回復した澤選手は1ゴール決めました。非常に良いプレーを見せていたと思うのですが?
もちろん結果をみると澤がゴールを決め、アシストもしたわけですけれども、これは全員のプレーの成果だというふうに思っています。ただ、彼女自身ケガをして、必死にこの日のために、あるいは2戦目のためにリハビリをしてきたと思います。もちろん周りの、所属チームのサポートもありましたし、そういう意味で今日は非常に魂の入ったプレーをしていたと思っています。
今日の宮間選手のプレーの評価は? 特にセットプレーの場面での評価は?
もう少しコーナーキック、フリーキック、つまりセットプレーがあるかなと思っていたんですが、今日は少なかったですね。悪くはなかったと思います。ただ前半のゴール前でフリーキックの場面なんかは、本来の彼女の力ならゴールをする確率が高かったはずです。あのバーを越えたやつです。そう思います。まあ、いろんなプレッシャーがあったかもしれません。
<メキシコのTVメディアからの質問>
今回の成果を受けて、ワールドカップ出場権を50%くらい得たと思っているのでしょうか? それともうひとつメキシコについてビックリするようなことや、良かったプレーがあったら聞かせてください。
まず、今日のゲームによって、ワールドカップの出場権を取れる確率が非常に高まったとは思っていません。我々は1週間後にメキシコの高地でゲームをしなくてはいけませんし、今でも苦しい状況にあると思います。それとメキシコのチームは非常に攻撃的な選手や危険な選手、特に日本の選手にはなかなかないゴールへの意識を持った選手が気にもなりましたし、今日は危険なチーム戦術を持っていると感じました。
今日のスタメンで公式戦を戦うのは初めてだと思うのですが、どんなゲームをしたかったのか。それと監督自身がサイドバックで起用していた安藤梢が、18人の中に入らなかった。これについては?
選手のメンバー選考は先ほども言いましたように、相手チームの戦術を消して、自分たちの良さを出すために確率の高い選手起用を考えたうえで、メンバーを決定しました。今、安藤の名前が出ましたが、右サイドバックとして安藤が良くないわけではありません。他の選手、(今日先発しなかった)矢野にしてもこれまで試合に出ていましたし。ゲームプランの中で18人の中に入れなかったわけです。
これまでも初めてのメンバーで戦っていますし、別に問題はないと思っています。事前キャンプも行っていますし、トレーニングマッチも行っています。それについての不安は、私自身もなかったですし、おそらく選手たち自身にもなかったと思います。
前半の立ち上がり、酒井選手がアウトサイド高くに張っていて、中で宮本選手が孤立していたように見えた。途中から中に絞ってうまくいくようになりましたけれども、当初のゲームプランはどうだったのですか?
なかなかゲームが始まってみないと、なかなか相手との距離感が難しいと思うんです。宮本を入れることでワイドにサイド攻撃をしていこうという狙いで、サイドで中盤の選手とSBの選手が2対1という数的優位を作りながら、攻撃していこうという狙いはありました。ただ、その中でメリット、デメリットがあって、サイドに開くことによって、いつ中に入ってシングルボランチを孤立させないようにしていくのかがポイントだと思っていました。
そこのサイドの選手が入るタイミングが、おっしゃるとおり、立ち上がりはうまくいっていなかったと思います。それについては、ゲームの中で選手たちが修正していかないといけないと思っていますし、こちらからもそういう指示もだしました。ただ、それは相手の選手のポジショニングやマーキングによって若干変わってくるので、シミュレーションではうまく出来ていたんですが、相手のメキシコの4番(モニカ・ゴンサレス)が非常に嫌らしい、嫌なポジションを取っていたんですよね。それに影響された部分は今日はあったと思います。
今日は2点ともサイド攻撃からの得点でしたが、そこが最初に起点となったのは得点につながった宇津木選手のクロスからだったと思うんです。そのあたり試合前にどういう指示をしていたんですか?
ゲーム中の指示というよりも、今回のゲームプランが『相手のDFラインの裏を突いて攻撃しよう。それがダメな時はバイタルエリアを使っていこう。それでもダメな時はサイド攻撃』という優先順位のなかでプレーしようしてきたんですが、これもさっき言ったように、ゲームの中で相手のプレッシャーとか、環境とか、風ですね。それによって、若干やりにくい部分もでてきたんじゃないかと思っています。
結論としてゲームプラン通りのゲームができたのかどうか。それと次の高地対策は?
ほぼプランどおりではありませんでした。もっとボールを保持する時間があったり、あるいはボールを失わないサッカーができると考えていました。でも今日のようなゲーム内容は想定している範囲内のゲーム内容でして、決して想像していないようなゲーム内容ではありませんでした。ただ、プランどおりではありませんでした。
それと私も現地トルーカに行ってきましたが、酸素の薄さよりも暑さの方が気になりました。そこの部分も順化するのに重要かなと思っています。体の仕組みは代えられなかった。つまり高地順化するだけの時間が我々にはなかったので、コンディションだけは良いコンディションで試合に臨みたいと思っています。
前後半とも立ち上がりは相手にペースを握られました。後半は監督が柳田を入れて3ボランチにして立ち直りました。前半は酒井と宮本のコンビネーションが戻ったんですが、これは選手たちの判断なのか、それとも監督の指示ですか?
選手たちには、いつもは自分たちで判断するように言っています。ただ今日に関しては選手たちが自分たちのプレーでいっぱいいっぱいだったと思います。そこでベンチサイドの指示で変えていきました。
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