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3試合2失点の堅い守備で「伏兵」TDKが優勝とJFL昇格決める
68分、ファジアーノ岡山・朝比奈(19番)のFKは惜しくもゴール左上に外れる
全国地域リーグ決勝大会 決勝ラウンド 第3日 ファジアーノ岡山FCvsTDK
2006年12月3日(日)11:00キックオフ 大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場Aコート 観衆:300人
試合結果/ファジアーノ岡山FC1−1(前半0−1 後半1−0)(PK3−4)TDK
得点経過/[TDK]小沢(4分)、[岡山]ジェフェルソン(79分)
PK戦/[岡 山]×吉谷 ○川原 ×重光 ○乙倉 ○桑原 ×伊藤、[TDK]×千野 ×水越 ○小沢 ○岩瀬 ○成田 ○加藤
文/ふかえ まさひろ
まずお詫び。決勝大会第1日の模様は当日夜に速報でアップしたのですが、その後サッカーでも、私の周りであまりにも色々な事がありすぎたので、最終日の模様レポートが今日まで遅れてしまいました。・・・・・間違いなく入ってたよな、J1J2入れ替え戦第2戦の終了間際のアレ。
このままこの大会を忘れてしまおうか、とも思いましたが、それも無責任か、と思い、サッカー専門誌にも記事が載ったあとですが、いまさらながら書いてみます。
本命との評判もあった岐阜と長崎がいきなり敗れた初日の翌日、岐阜は岡山に2−0で勝ったものの、長崎はTDK相手に点が奪えず、0−0で迎えたPK戦では、塚本「選手」のPKセーブ、のはずが主審の2度にわたる蹴り直し判定の末に結局PK負け、という出来事があり、2日目を終わってTDKが首位で長崎最下位の状況。
長崎サポーターは人文字でTDKを応援する。 決勝大会で4年連続涙をのみつづけてきたTDK、悲願のJFL昇格
この試合、TDKはPKでも勝てば優勝+JFL昇格、逆に岡山が勝てば岐阜にも優勝の可能性が出てくる、長崎は岡山PK勝ち以上で3位以下決定のため、2位狙いのためとにかくTDKの勝利を願う、という、さまざまな思惑が入り乱れた試合となった。
立ち上がりから押し気味だったTDKに先制点が入ったのは4分。右タッチラインからの富樫のロングスローがゴール前まで届き、そのボールを小沢が直接ヘッドで決めた。 そのTDK富樫の動きに翻弄されていた岡山だが、すぐさま反撃に出る。しかし10分、ジェフェルソンと松浦の連続シュートはGK小野とDF高安が体をはって守り同点ゴールを許さない。
開始早々の失点で追い詰められた岡山は、主審のジャッジにもナーバスになっていく。27分にはTDKの最終ラインを抜け出した松浦がGKと1対1のチャンスになるが、主審はすぐにプレーを止め、その直前のTDKのファウルで「岡山の」FKを指示。そのまま流していれば同点の決定機だっただけに、「流せよ!」とベンチからもサポーターからも罵声が飛び交う。このジャッジでジェフェルソンに異議で警告が出る始末。
42分、この試合で負傷した大友が途中交代。前線の起点を失ったTDKに対し、岡山は何度か攻め込む形を見せるが、そのたびにTDKがクリアする展開になっていく。
後半はその流れが顕著になり、TDK陣内でのハーフコートマッチの様相を呈してくるが、TDKのマークもあって両サイドからジェフェルソンへのクロスはあわず、TDKがセカンドボールを拾ってカウンター、という形。しかし大友に代わって入った三浦が65分、66分とチャンスを逃し追加点ならず。
3連戦の疲れもあってか、岡山のセットプレーを蹴っていた朝比奈が74分に負傷交代。この頃になると、第2試合の岐阜と長崎のサポーターも増えてきて、長崎のサポーターなどはTDKの応援をはじめだす。しかし79分、ゴール前でジェフェルソンの放ったシュートが、DFの足元を抜け、そのためかGKの反応も遅れゴールに吸い込まれ、ようやく同点に追いつく。TDKはこれが決勝ラウンド3試合目での初失点。
その後も互いにチャンスは作ったものの、決勝点は入らず後半終了しPK戦へ。PK戦では岡山の藤井が連続2本、TDKの小野も1人目を止める活躍を見せ、6人目、岡山のキャプテン伊藤を小野が止め、一方TDKの加藤はゴール中央に決め、TDKがPK戦の末勝利。この結果、TDKの地域リーグ決勝大会優勝とJFL昇格が決まった。
試合後、TDKイレブンは、しばし秋田から詰め掛けたサポーターと喜びを分かち合った。今年は野球部が都市対抗野球で優勝(秋田ではかなり大きなニュースだったらしい)し、来年の秋田わか杉国体もありプレッシャーもあったそうだが、決勝ラウンド3試合で得点2失点1、安定した組織にプロ経験選手がスパイスになり、勝負強さに運も味方しての優勝となった。
天皇杯では常連だが全国リーグは21年ぶり(85−86年シーズンにJSL2部にいた事はある)となるTDK、JFL経験者など補強の話も耳にするが、サッカー不毛の地(TBSスーパーサッカーが放送されていない数少ない県の一つ)といわれる秋田から、来年どんなサッカーを見せてくれるのか、楽しみにしたい。
優勝の挨拶にきた選手らに、サポーターが歓喜の紙テープを投げ入れる
(ファジアーノ岡山FC)
GK:藤井陽介
DF:伊藤琢矢 丸谷明 野本安啓 重光貴葵
MF:吉谷剛 川原周剛 朝比奈祐作(74分→乙倉健二) 桑原裕義
FW:松浦宏治 ジェフェルソン
SUB:GK徳永武 DF田渕健 MF中川英之 FW梁圭史(リャン・キュサ)
(TDK)
GK:小野聡人
DF:小沢征敏 加藤雅裕 高安信成(HT→加賀潤) 岩瀬浩介
MF:成田卓也 横山博敏 千野俊樹 水越潤
FW:富樫豪 大友慧(42分→三浦俊輔)
SUB:GK鈴木和弘 MF小牧俊介 藤原昭
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