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無敗同士の勝負は両者譲らず
JFL前期第6節 アローズ北陸vs.FC岐阜

2007年4月15日(日)13:00キックオフ 富山県総合運動公園陸上競技場 観衆:601人 天候:晴れ
試合結果/アローズ北陸0−0FC岐阜


文/iso

 アローズ北陸(以降、アローズと呼ぶ)は3勝2分で7位。粘り強い守備をベースに少ないチャンスをものにしてここまできている。基本布陣は4−2−2−2。MF上園,木本がチャンスメイクをして、FW石田のスピードと永冨の高さを生かす。

 対するFC岐阜(以降、岐阜と呼ぶ)は5勝で1位。堅守かつ得点力もあるバランスのとれたチームである。基本布陣は4−1−3−2。中盤をダイヤモンド型にした攻撃的なチーム。元Jリーガーを揃え、個人技に優れており、個の力を前面に出して戦う。


 前半は、開始直後から岐阜が積極的に攻める。岐阜は個人技を発揮し、1人2人とドリブルやパスでかわしながら攻めかかるが、アローズは次々とカバーに入り、なかなかチャンスを作らせない。アローズは守備陣からロングフィードでFWに当てようとするが、岐阜DFの寄せが速く、なかなかボールが収まらない。中盤でのボールの奪い合いでは、激しいチャージの応酬がみられるが、個人技に勝る岐阜が優勢に進める。

 岐阜は左サイドから小島,北村,平岡が絡んだ攻めを仕掛け、チャンスを作る。岐阜15分、ペナルティエリア中央から和多田が壁パスで抜け出し、シュートを狙うが、DFがブロック。岐阜19分、右サイドからのクロスに和多田と小島が中央で待ち構えるが合わない。

 アローズは、上園にボールが渡ると落ち着くが、効果的な攻めに繋げられないため、CKやFKを奪ってセットプレーに賭ける。アローズ23分、右サイドから中央へ展開し、縦へスルーパスが通り、DFのギャップを突いて、石田が走りこむがDFがスライディングタックルでクリア。やっと石田のスピードが生きたプレーが見られた。

 しかし、試合は岐阜のペースで進む。岐阜36分、左サイドからファーサイドへ展開し、左へ流し、和多田へ回すが合わない。岐阜は、あと少しのところまでボールを運べるが、アローズ守備陣の粘りにてこずり、なかなか得点できない。

 アローズ41分、中央右寄りから渡辺がミドルシュート、枠を外したが、鋭いシュートがとぶ。これまで劣勢だったアローズだが、これで息を吹き返す。アローズ42分、右サイドのスローインからニアで石田が合わせ、シュート。GK横っ跳びでセーブ。GKのファインプレーで得点できず。

 これで岐阜に火がついたのか、猛攻をしかける。岐阜43分、中央から小島がミドルシュート、ポストに当たり跳ねかえったところを北村が合わせゴールイン!しかし、オフサイドの判定で、ノーゴール。岐阜44分、左からのクロスを中央で和多田が倒れこみながら合わせるが、ボールごと倒れこんでしまい、ゴールに転がらず、DFがクリア。岐阜が押していたが、両チーム無得点で前半終了。


 後半も、開始直後から岐阜が攻めかかる。しかし、アローズは岐阜のペースに慣れてきたのか、前半に比べ、攻める余裕がでてきた。岐阜8分、左サイドからのクロスに、中央で3人待ち構えていたうちの和多田に渡り、フリーでシュート、しかし当たりそこなって枠にとばない。和多田にチャンスボールが集まるが、ゴールに繋がらない。今日は、彼の日ではなかったようだ。

 そして、押しながらチャンスを逃し続けると流れは変わるもの。アローズ10分、カウンターから右サイドを石田がドリブルで駆け上がる。これを深津が止めにいったところで交錯し、石田が倒れる。このプレーで深津は2枚目のイエローを貰い退場。岐阜にとっては、守備で利いていた深津がいなくなるのは痛い。

 この直後に、岐阜は、和多田に代えてDF齋藤を入れ、守備を固める。アローズ15分、右サイドに石田が流れたところにパスが通り、ファーサイドへ展開、永冨が一旦溜めてシュート、バーに嫌われる。岐阜は一旦守備を落ち着かせるためか、片桐を1トップで残し、ベタ引きで守り、カウンターを狙う。

 相手が1人少なくなって、攻めに弾みがつくと思われたアローズだが、ボールを回せるようにはなったが、岐阜に引かれて、なかなかチャンスを作れなくなる。さらに、アローズがチャンスになりそうになると、小峯がプレーを切って、アローズの流れを止める。アローズにとっては、実にやっかいなDFだ。アローズ20分、今井に代えて松下を投入し得点を狙う。

 岐阜は、奪ったボールをロングフィードで片桐に当て、アローズ守備陣の攻め上がりを押さえこみながらカウンターを狙う。アローズが攻めあぐむなか、徐々に岐阜がペースを戻す。岐阜36分、片桐に代えジョルジーニョを投入し、得点を狙いにくる。


 アローズ39分、石田に代えて小林を投入し、こちらも負けじと得点を狙う。
岐阜40分、左サイドからのクロスを中央で小島が身体に当てて合わせるが、GKキャッチ。
アローズ42分、中央から上園が左前へパス。これに小林が走りこみ、シュート。GKキャッチ。
岐阜44分、右サイドから左サイドへ展開し、小島からジョルジーニョへパスが通り、シュート。DFがブロック。
岐阜46分、小島に代えて菊池を投入し、守備固めをする。
アローズ48分、中央約25mのFKを上園が中央へフィード。ペナルティエリア内での混戦の中で、2,3回アローズの選手がシュートを狙うが、岐阜の守備陣が身体を張って防ぎ、大きく蹴り出したところで試合終了。

 アローズにとっては、岐阜の勢いを止めた役割は大きかったと思う。できれば勝ちたかったところだが、引き分けでも十分な価値がある。岐阜にとっては、数回あった得点チャンスを逃したのは痛かったが、1人少なくなって負けなかったのは、良かったのではないか。無敗同士の戦いは、両者痛み分けと言うところか。


(アローズ北陸) (FC岐阜)
GK: 藤川 GK: 日野
DF: 西野,柳澤,橋元,谷田 DF: 中尾,深津(55分退場),小峯,平岡
MF: 今井(松下65分),渡辺,上園,木本 MF: 山田,岩田,北村,小島(菊地91分)
FW: 石田(小林84分),永冨 FW: 片桐(ジョルジーニョ81分),和多田(齋藤58分)
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