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富山ダービー第1ラウンド、アローズ北陸が接戦を制する
JFL前期第10節 アローズ北陸vs.YKKAP
2007年5月6日(日)13:00キックオフ 富山県総合運動公園陸上競技場 観衆:1076人 天候:雨
試合結果/アローズ北陸2−1(0−0)YKKAP
得点経過/[アローズ北陸]石田(59分)、木本(68分)、[YKKAP]小田切(72分)
文/iso
アローズ北陸(以降、アローズと呼ぶ)は4勝4分1敗で7位。基本布陣は4−2−2−2。前節、今期初黒星となった。厚い守備から速い攻撃で得点を狙う。対するYKKAP(以降、YKKと呼ぶ)は6勝2分1敗で5位。基本布陣は3−2−3−2。24得点と破壊力のあるチームであるが、失点も多く、まだ好調とは言い難い。富山ダービーは、堅守のアローズ、攻撃力のYKKとチームカラーがはっきりと別れている。今回は攻守のどちらが勝るか楽しみである。
雨のため、開始直後は両チームとも様子を見ながらの立ち上がりであったが、YKKのオープニングシュートがあってから途端に試合が動き出す。アローズ7分、右サイドのFKからの流れで、中央右からDF高向がシュート。アローズ10分、YKKのDF堤がボールを保持しながら転んでしまい、FW永冨がボールをかっさらって中央へパス。これをFW石田が受けシュート。続けてアローズ10分、中央左からFW石田が抜け出したところにパスが通り、そのままドリブルシュート。
YKK12分、アローズDFのパス交換を左サイドでFW石黒がカットし、そのままドリブルから中央へクロス。これをニアでFW北野が合わせるが外す。両チームとも雨でピッチが滑るため、守備時にミスがでて危うい場面があった。
アローズは、前節まで人数をかけた守備からFWへロングボールを当てる攻撃を行っていたが、今日は、中盤で繋ぎ、丁寧に両サイドを使った攻めを展開。さらに守備時にはDF4人,MF3人が常に守備にまわり、堅い守備陣をひく。一方のYKKはショートパスを繋いで攻める。FW2人とMF朝日の速いダイレクトパスが効果的である。さらに右サイドのMF星出がチャンスを作る。
YKK17分、左サイドのMF黄から中央へまわってきたMF星出に繋ぎ、中央右のMF朝日へ展開。朝日とFW北野の壁パスから朝日がアウトサイドキックでシュート。GK藤川がパンチングで防ぐ。この右CKから中央でFW北野がフリーでシュート。この後も北野が何本かシュートを撃つが、ことごとく外す。
YKKの調子の良い攻めを凌いだ後、アローズの流れになる。アローズ34分、左サイドから中央左に浮いたパスがでたところFW石田がアウトサイドキックでループシュート。アローズ36分、YKKのゴールキックをYKKのDF濱野とMF大西が交錯してルーズになったところ、FW永冨が奪ってフリーでシュート。慌てて撃ってしまい外す。YKK39分、カウンターから右サイドのDF小田切から左サイドのMF黄に展開し中央へクロス。MF朝日がすらしてFW石黒がシュート。
その後も両チームとも攻めるがチャンスを作れず、前半終了。
後半も両チームとも攻めの姿勢は変わらない。
YKK1分、中央左後方からDF濱野が中央のMF星出にパス。星出から中央左のFW北野に渡り、ミドルシュート。アローズ7分、左サイドでFW永富のポストプレーからMF今井に戻し、今井がドリブルで中央へ運び、スルーパスを通す。これにMF木本が走りこみシュート。アローズ14分、左サイドでMF今井がYKKのMF星出と対面しながらドリブルで様子をみながら、星出のマークが甘くなったところで中央へクロス。これをFW石田がヘディングですらしたところ、ゴール隅に吸い込まれる。
アローズは、先取点をとったことでFW2人を残して引いて守備を固める。YKKはペースを変えずに攻めるが、アローズが引いたことにより中央が密集してしまい、パスが通らなくなる。YKK20分、MF星出に代えてFW牛鼻を入れ、前線の運動量を増やす。アローズ21分、左サイドからMF今井がボールを運び、FW永冨へパスが繋がり中央へクロス。GK中川がパンチングでクリアするが、DFと交錯し倒れてしまう。そのこぼれ球を今井が拾い、シュート。中川が起きあがりながらブロックし、難を逃れる。YKKの守備陣に交錯したりお見合いしたりするシーンが目立つ。こういうことでリズムを崩してしまう。
アローズ23分、中央左のFKをMF上園が中央へフィード。DFがクリアするもMF木本が拾いミドルシュート。ゴール上側に当たり、ゴールの中へ跳ねかえりゴールイン!ここからYKKが反撃。MF朝日を起点にFW,MF陣がゴール前へ切り込んでいく。ゴール前で速いダイレクトパスを繋いだ中央突破からチャンスを作るが、アローズ守備陣の粘りにあい、シュートに繋がらない。
YKK27分、右CKの際に、FW北野に代えMF木村、MF大西に代えMF瀬戸を入れ、ターゲットを増やす。この交代で、アローズ守備陣のマークがずれたため、MF黄のフィードをファーサイドでDF小田切がヘディングで合わせゴールイン。YKKはさらにセットプレーやアーリークロスを中央へ放り込むが、アローズ守備陣が堅く、簡単に跳ね返される。
アローズ38分、MF今井に代えてMF松下を入れ、松下を右サイド、MF木本を左サイドにチェンジ。YKK44分、右スローインから中央へフィード。ゴール前は混戦になっており、そこからのこぼれ球がMF木村の前に転がりシュート、GK藤川がキャッチ。アローズ45分、FW石田に代えてFW小林を入れ、さらに46分、MF上園に代えてMF菅野を入れ、時間を使う。このままアローズがYKKの攻めを凌ぎ、接戦を制した。
今回の富山ダービーはアローズの堅守がYKKの攻撃力を押さえこんだ。アローズにとっては攻守に好プレーがみられ、完勝にも近い内容であった。YKKにとってはこれまでも懸念されていた守備陣の不安定さがこの試合でも現れてしまった。両チームとも熱のこもった好試合であった。
| (アローズ北陸) | (YKKAP) | |||||||
| GK: | 藤川 | GK: | 中川 | |||||
| DF: | 高向,金,橋元,谷田 | DF: | 小田切,濱野,堤 | |||||
| MF: | 木本,渡辺,上園(菅野91分),今井(松下83分) | MF: | 星出(牛鼻65分),景山,朝日,大西(瀬戸72分),黄 | |||||
| FW: | 石田(小林90分),永冨 | FW: | 北野(木村72分),石黒 | |||||
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