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北九州11−0海邦銀行。本土から駆けつけた北九州サポーターのほか、藤吉がいる事でFC琉球サポーターも声援を送った。
何かが間違ってる。長崎、前半戦3位で折り返し
第35回九州サッカーリーグ(Kyuリーグ)第11節 ホンダロックvs.V・ファーレン長崎

2007年6月3日(日)14:00キックオフ 沖縄市営陸上競技場 観衆:100人 天候:曇
試合結果/ホンダロック3−1長崎(前半1−0、後半2−1)
得点経過/[ロック]倉石(14分)木下(50分)原田(70分)[長崎]石川(67
分)


ふかえ まさひろ

 Kyuリーグの前半戦締めくくりは、本土より一足早く梅雨入りした沖縄での集中開催。もっとも長崎は日曜のみの試合。ということで私は土曜の福岡発最終便で6年ぶりに沖縄入り。機内からオリオンビール飲んで一人沖縄ムードに浸ってはみたものの、悪天候予想のため上空旋回用の給油で出発が遅れたり、那覇空港着陸の直前直後では雨と何発もの稲光のお出迎え。噂どおり非常に愛想の悪い那覇空港のタクシー(この旅でタクシーは何度か利用したが、他は数百円でも親切でした)、と、なんかやな予感。

 といっても、前回の沖縄の旅で知り合った人の店に予告なしに行ったら、以前私が提供したスタジアム画像が飾ってあって感激したりして、高カロリーな沖縄の夜。



いざ、折り返しの首位攻防戦
 翌朝、偶然同宿だった選手が散歩に出かけるのを横目に、かりゆしウェア着て沖縄市内を回ってから会場へ。メインスタンドはかなり立派なスタジアム。バックスタンドとゴール裏が芝生で、照明が一応ありはするがトラックを照らすだけのごく小規模な柏の葉を連想していただければ妥当かと。雨はやんでいるものの、ピッチ上にはうっすらと水が浮き、コンディションはかなり悪いことがスタンドからもはっきり。

 着いたのは12時過ぎ、この会場での第2試合となるニューウェーブ北九州と海邦銀行の試合は、後半のゴールラッシュで北九州が圧勝。印象的だったのは試合内容より、FC琉球に在籍していた与那城ジョージ監督と、この日2ゴールを挙げた藤吉の人気ぶり。この日は北九州サポの周りに琉球サポの姿も多数あり、試合後には他チームの選手関係者も挨拶に。沖縄の地で築いた二人の人望ぶりを実感。

 14時からは、前日新日鐵大分との10人同士となる乱戦を制し首位に立ったホンダロックと2位長崎の首位攻防戦。緊張する重要な試合だっただけに、試合前のスタンドでのトラブルは残念というより悲しい。長崎は今年こそKyuリーグを卒業するつもりだし、私もそう信じているけど、Kyuリーグは来年以降も続くわけで、今後の会場確保に影響を及ぼしかねない行動は何の意味もないと思う。周りの観客も引いてたし。



貴重な追加点を挙げた木下、サポーターにアピール
 さて試合、長崎は初の外国人選手となるブルーノ・カルバリョを先発起用。故障者もあったらしく、立石を左ウイングに、田上をSBとポジションもいじってきた。これに対しホンダロックはゾーンで対応する一方、パスの出所を潰していく。前半14分、木下の左からのクロスをファーサイドでフリーとなった倉石がサイドネット内側に流し込み、ホンダロックが先制した。

 この後は長崎が中盤を支配する。しかし、クロスを入れたり、18分に田上の低いFKをブルーノがヒールで流し込もうとしたり、27分には佐野のFKから原田がミドルを打ったりしても、ロックの守備陣を切り崩してはいない。「シュート打とう」という声が岩本監督から何度か飛ぶ。

 日差しも出てきて暑くなり、展開にイライラしたブルーノは異議で警告ももらう。彼のプレーは初めて見たが、なにかと荒っぽい印象。前半1−0の折り返し。

 ハーフタイムにロックは落合から水谷にFW交代。すると、前半とは逆にロックが攻め立てる。48分に水永、原田と連続でゴール前に迫ると、50分、水永のスルーパスに飛び出した木下がGKの股抜きシュートを決め2−0。こうなると精神的余裕の差なのか、連戦のロックが休み明けの長崎より多くのプレーで明らかに動き出しが早く、ゲームを完全に支配。

 長崎も51分に有光、63分には岩本を投入し、67分の石川のゴールで1点差にするものの、その3分後、4対4の展開から完全に崩され3失点。交代で入った選手の出来も明暗クッキリ別れ、最後はしっかりゲームを「殺した」ホンダロック。首位決戦はホンダロックの完勝に終わった。



試合後は明暗クッキリ。満面の笑みを見せるホンダロック
 この結果、ホンダロックは勝点27、ニューウェーブ北九州25でV・ファーレン長崎は勝点23の3位での折り返し。大分で行われる全国社会人大会の自動出場権も逃し、8月お盆の時期に沖縄である九州予選にまわることに。この経済的負担(試しに調べたらこの時期、ビジネスホテル1泊2日でも飛行機込み一人5万前後)も痛いけど、それ以上に痛いのが、昨年JFL最下位チーム相手に露呈した、あまりものレベルの差。

 個々の技量か、練習か、采配か、サポートか、練習を見に行けないだけに何がどうとは言えないけど、今のV・ファーレン長崎、何かが間違っている。そう危機感を強く抱いた沖縄の旅。後半戦は1週開いて熊本教員蹴友団と鹿児島集中開催でスタート。開幕戦では苦戦したが、必要なのは勝点3のみ。とにかく、このままじゃいけない。後はない。









(ホンダロック) (V・ファーレン長崎)
GK: 川島正士 GK: 近藤健一
DF: 澤村憲司 谷口研二 白川伸也 猿渡裕二(81分→竹井竜太) DF: 久留貴昭 加藤寿一(63分→岩本昌樹) 伝庄優 田上渉
MF: 南光太 倉石圭二 山下優一郎(89分→井戸川一徹) MF: 立石飛鳥 佐野裕哉 原田武男(73分→竹村栄哉) 石川高大
FW: 原田洋志 落合徳太(HT→水永翔馬) 木下健生(85分→池田竜市) FW: 首藤啓祐(51分→有光亮太) ブルーノ・カルバリョ
SUB: GK山田正吾 DF浅田祐史 MF大脇辰也 SUB: GK福田涼 DF大久保龍太 堀川純一 MF石橋隆生
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