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 サポーター通信 06/03/10 (金) <前へ次へindexへ>

 鹿島アントラーズ サポーター通信 〜時間は関係ない


 レポート/青山ケイ
 MVPはもちろん柳沢。そして90分間のサプライズは内田篤人に始まり青木で終る。開幕戦となる広島戦はそんな試合だった。

 柳沢が周りを生かし適応能力に優れていたことは昔から充分わかっていたけど、これほどまでとは。PSM水戸戦で覚悟していただけに連携のよさは正直嬉しい誤算だった。試合終了後の「時間は関係ない」発言はもっともかもしれない。

 ただよく考えてみれば小笠原・本山らとはもう何年もやってきたのだから、彼らとのコンビが良いのはあたりまえかもしれない。さすがだと思ったのは、今回初めてプレーする新井場・増田ら(実質は青木も)のパスを呼ぶ動きをしかけシュートまで持っていけたこと。これが凄いと思う。皆柳沢を意識したプレーができていた。柳沢は躍動感に溢れ、懐の深いポストやニアへ飛び込んでのシュートなどは3年前とは格段に進歩したところだと思う。

 新人デビューとなる内田篤人のプレーにはを心配しながら見守っていたが、なんとするっと右サイドを抜け服部に倒されPKゲット。確かカタール国際大会の韓国戦でも同じようにPKゲットしたはず。これはまた武器になりそうである。心配された守備面でも俊足を生かし無難にこなしていたと思う。

 それにしても、前半の人もボールも動くムービングサッカーは、2001年CS第2戦の再来かと思ってしまった。いえ、ひょっとしたら97年の最強だった頃の鹿島を彷彿させるかもしれない。セレーゾの頃の「マイボールにしろ」「つまらないミスをするな」「足元でつなげ」といったサッカーから、リスクチャレンジさせサイドのスペースを突いてボランチ・両SBにも上がらせるサッカーに変貌しつつあるのではないだろうか。

 個々の選手では、柳沢の他には個人的には深井・青木の存在感が大きかったと思う。深井はピッチ前面を縦横無人に走り回り攻撃・守備に貢献しまくっていた。深井がいなければMFの守備力ががたんと落ちるのは間違いない。また青木が冷静にピッチを広く使ったパスやクロス、また終盤にはドリブルキープ等見違えるようになっていた。この2人が成長してくれれば、連鎖反応で増田・内田にも好影響が期待できる。

 一方、3失点の守備陣は心配ではある。ただかなりラインを高くとり果敢な守備だっただけに後は声をかけあってGK小澤との連携に努めてほしい。曽ケ端復帰が待ち遠しいが、今いるメンバーで何とか乗り切るしかない。

 次節は早くも横浜FMとの大一番。久保・柳沢の代表FW対決等いろいろ見所はあると思うが、点を取られたら取り返す勢いを忘れずに最後まで走りぬいてほしい。アレックスと柳沢のコンビも見ものである。
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