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| サポーター通信 06/03/10 (金) | <前へ|次へ|indexへ> |
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セレッソ大阪 サポーター通信 〜何をすべきかを考えよう レポート/ぼへみあん |
ホーム開幕戦である大阪ダービーはいろいろ意味で滅茶苦茶であった。試合内容、サポーターの行動、そして試合後の解任報道と、昨年優勝を目前にしたチームとは思えない状況となった。
試合については、個々の選手の問題と言うよりもチームとしての体をなしていないという方がいいのだろう。右サイドのピンゴについて批判も多いようだが、ライン際のボールキープ・コントロールを見ると悪くはないのである。ボランチの河村については、ポジショニングの悪さが見られるものの、大量失点につながる動きではない。前半の最後で見せた二人のコンビネーションによる得点へのつなぎは、今後期待できるものであった。むしろ西澤のポストプレーと森島、古橋の動きが連動していない方が気になる。それがプレスがかけられない要因となっている。DFラインは昨年と全く同じ3人なのに、ばらばらなのである。わずかの気持ちのズレがミスを招き、チーム崩壊を招いているように思う。
加えて、チームが試合中、チームの建て直しができていないことである。これは古橋のキャプテンシーの問題かもしれない。あまりの責任感に自分のプレーを失っているような気もする。決めるべきシュートを決めることができないもどかしさもあるのだろう。Jリーガーとなってわずか1年半、気負いを忘れてプレーしてもらいたい。
今戦っているのはリーグ戦である。リーグ戦では負け方ということを考えることが許される。昨年の後半でセレッソは負けられない戦い方をしていたため、負け方を忘れたのかもしれない。2点目をとられてから時間があるにもかかわらず、結果重視であるトーナメント的な戦い方になってしまった。西澤がイエローカードをもらったが、負け方を考えるのならあのようなプレーをしなかっただろう(レッドカードでもおかしくない後方からのタックルだった)。
ところで、今回ゴール裏におけるサポーターについては怒りを覚えた。前日にクラブの呼びかけに応じて百人を超えるサポーターが準備し、座席に貼り付けていた人文字用の紙を、試合前に泥靴で座席に乗り、踏みにじっていた姿を多く見た。場所は、応援の中心地であるI4ゲート横である。帯を担いでる連中がそのような行動をしているのである。ルールに決められていることを破っているからだけ怒っているのではない。飛び跳ねる行為自体を起こっているのでもない。長居スタジアムを愛しているから怒りを覚えるのである。
愛するスタジアムを土足で踏みにじることなど僕には考えられない。なぜ、そこまでして座席にのって飛び跳ねる必要があるのだろうか? その汚れた座席を掃除するのは誰なのか? あまり怒りを覚えたので、試合前に横で帯をもってはねている青年に対し注意した。その青年は前半は確かに椅子から降りて応援していた。しかし、後半、僕がコンコースから座席にもどったとき再び彼は座席にのって応援していた。試合が始まっていたので、そのままにしていたが、僕はそれ以上彼らに合わせて応援する気をなくしてしまった。長居スタジアムを愛せない連中と気持ちを一にすることができないからである。
応援の本質は味方の気勢を上げ、敵の意気をくじくことにある。ところがセレッソの応援は自己満足と自己主張になってしまうことがある。前半終了間際、西澤が得点を決めた後、西澤コールをするのであるが、試合が再開し、ガンバがセレッソゴール前を脅かしているのに西澤コールが続いているのである。この現象は、他の試合でもよく見られる。古橋や森島コールをしているうちにシュートを打たれることもある。単にサポーターの自己満足にしかすぎない例である。
相手がガンバ「大阪」であるのに、単なる「大阪」コールはどうなのか。サポーターの中にはガンバを「大阪」と思っていない者も多いが、敵が自分たちを「大阪」と思っているのだから、少なくとも「大阪」コールは敵の意気をくじくことにはならず、むしろ力づけるかもしれないのだ。数年前のマリノス戦で、ゴール前のマリノスのフリーキックのとき、GKの多田に対し、「ダイスケ」コールで応援したつもりだったが、力を得たのはマリノスの奥大介で、見事にフリーキックを決めてしまったという笑い話のようなこともあった。同様に、ダービーにおける「大阪」コールは単に自己満足であり、自己主張にすぎなかった。
また、今回試合中に小林監督への批判コールが起こった。コールをする気持ちがわからないでもないが、あくまで試合中は応援するべきだろう。加えて、コールリーダーが姿を消した。試合終了後に彼と話をしたのだが、おそらく彼の気持ちとしては応援をする気をなくしたのであろう(怪我をしたとかいう話もあるが、話をしたときはそんな感じでもなかった)。彼は小林監督に対し昨年から批判していたのであるから、そのような行動もむべなるかなとは思う。少なくとも試合中に小林監督の批判コールをし、チームの応援をしているサポーターの邪魔をするよりはましである。応援は自己主張の場ではないのである。
これらのサポーターは決して場末の場所に位置するサポーターではない。「我こそはセレッソサポーターの代表だ」と思っているサポーターである。サポーターグッズをスタジアム内で堂々と販売しているサポーターたちである。彼らの行動が翌日スポーツ各紙に掲載された「小林解任」の記事につながったのかもしれない。試合内容に加え、サポーターの中心部からの声が思わず、社長はそれらしき発現をしてしまったのかもしれない(ところで僕自身としては、解任ではなく辞任だったのかもしれないと思っている。昨年の最終戦で、予想以上の成績を収めたにもかかわらず、サポーターから起こった「解任コール」でご家族が嘆いたという話もあったからである)。いずれにせよ、今の時点でこのような記事が表ざたになること自体、あまりにも不用意である。
さて、横浜、浦和と強豪とのアウェイ戦が続く。この2試合ミスが目立つディフェンスを変えてくるのか。あるいは今だ活性化しない両サイドを変えてくるのか。ワントップからツートップに変更するのか、選択肢はいろいろある。現在の状態から連敗することも十分ありうる。重要なことはいかに勝つかではなく、いかに戦うかである。森島、西澤の両ベテランがチームをまとめ、古橋の精神的な負担を減らすことも重要だろう。システム云々の話ではなく、選手それぞれが何をなすべきかを考えてプレーしてほしい。それをゴール裏から見守りたいと思っている。
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