topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
 サポーター通信 07/04/28 (土) <前へ次へindexへ>

 セレッソ大阪 サポーター通信 〜予想以上に進化の速度は速い


 レポート/ぼへみあん
 バックスタンドからブーイング、そしてゴール裏から拍手と(柿谷)ヨウイチロウ・コール、そしてメインスタンドから野次と拍手。不思議な光景である。普通はこの逆であるのだが...。これが、水戸戦の試合終了後の選手の挨拶に対する態度であった。

 自分としては、ふがいなさを感じながらも、成長過程にあるチームとしては、こういう試合もあると思うし、といって、柿谷を絶賛する気持ちもない。確かに柿谷は17裁ながら、プロとしての戦う気持ち、非凡なテクニックは見せてくれたが、その段階で止まる選手ではない。レギュラーとして戦える水準に達したにすぎない。ブーイングに対するアンチテーゼなのだろうが、サポーターが選手を育てると言う意味では不適切であったと思おう。柿谷はそれほどの素質を持っている選手なのだから。

 確かに試合内容は、縦へのロングパス多用の単調な攻撃の応酬だった。今のセレッソの最大の課題は、試合のリズムを取り戻すことである。福岡戦でも、一度相手本位のリズムに陥ったとき、それを取り戻すことができずにいた。水戸戦はその最たるものだった。最初の5分間で、水戸の攻撃が鋭いものではなく、丁寧にDFが対応すれば失点の可能性は低いということが感じ取れたはずだ。しかるに、攻撃は水戸の単調なリズムにまんまと載せられてしまった。それが、水戸戦が凡戦になった最大の理由である。

 福岡戦は、その反省に立ってか、アグレッシブに自らのリズムを作り上げていった。先制はされたものの、同点から逆転の下地は十分あった。ただ、福岡にリズムをとられるとそれを取り戻すことに苦労した。福岡が久藤、布部をボランチで使ってくれたおかげで、守備のターゲットをリンコンに絞ることができ、前半は最小失点にとどめてくれた(逆に後半リンコンが下がったとき、守備のターゲットを失ったほうが不安を生み、同点に追いつかれたのだが)。

 それにつけても酒本の成長には目を見張るものがある。水戸戦では途中交代させられたが(酒本のキープ力とドリブル力が唯一の突破口と思えていたのだが)、福岡戦では。ゼ・カルロスの負傷退場もあり、早めの途中出場になった。キープ力、運動量、フィジカルともに今ではセレッソのキープレーヤーという動きである。いいミドルシュートもあり、柿谷や中山の活躍は酒本のプレーに支えられていると言ってもいいだろう。

 ともあれ、完全にセレッソは若手への世代交代モードに入りながらも、その進化の速さは開幕直後の低迷を十分補っている(惜しむらくはヴェルディ戦などのクリスマスツリー作戦などの無駄な試合消化である)。経験の必要なディフェンスにしても25歳、24歳、24歳、21歳と若いメンバーで構成されている。酒本にしても22歳。若手は中山、柿谷だけではないのである。たしかに不満な部分もまだ見えるだろう。すべての試合にいいパフォーマンスを見せることもないだろう。チームとしてまだまだ壁にぶつかるだろう。甘やかすほど賞賛することはないが、より高見に向ってサポートしていきたいものである。
<前へ次へindexへ>
topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink