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 webnews 06/03/31 (金) <前へ次へindexへ>
首位攻防戦は浦和が完勝
2006J1リーグ 第5節 横浜F・マリノス vs 浦和レッズ

2006年3月25日(土) 15:34キックオフ 日産スタジアム 観衆:50,572人 天候:晴
試合結果/横浜F・マリノス1−3浦和レッズ(前0−1、後1−2)
得点経過/[浦和]山田暢久(43分)、ワシントン(48分)、[横浜FM]大島秀夫(89分)、[浦和]長谷部誠(89分)


取材・文/大内孝彦

 3月下旬ともなれば桜の季節である。日産スタジアムの近くには鳥山川という小川が流れているのだが、この川の両岸にも桜の木が植わっている。この日の時点ではソメイヨシノはまだつぼみであるのだが、山桜が開花していることを考えると、もうしばらくすれば満開となるのであろう。
 この日の日産スタジアムの対戦は好調な2チームの対戦。開幕4連勝で首位に立つの横浜FMと、G大阪との開幕戦は引き分けたもののその後3連勝で現在2位の浦和というカードである。

 スターティングメンバーを見ると、両チームともに前節と全く同じ。この試合が好調同士の試合であることがここからも伺える。試合は15時34分に浦和のキックオフで開始。立ち上がり、浦和が攻勢に出るかに思えたのだが直ぐに落ち着き、その後は緊張感を秘めた互角の形勢で試合が推移してゆく。22分、浦和はスローインから最後は右からのクロスにFWワシントンが鋭くニアに飛び込みフリーでシュートを放つがこれはゴールを外してしまう。

 対する横浜FMは何度かセットプレーのチャンスを得るもののこちらも得点につなげることができない。こうして共に得点を決められないまま迎えた前半43分。浦和がコーナーキックのチャンスを得る。ポンテの入れたボールはDF栗原と競り合うワシントンの前のスペースへ。そこに山田が飛び込みトラップ。そしてシュート。GK榎本が反応するもののボールはゴールネットを揺らす。こうして、前半終了間際の良い時間帯に浦和が先制して前半が終了した。



 1点のビハインドを背負った横浜FMとしては、早い時間帯に同点として試合を振り出しに戻しておきたいところだったが、後半開始早々にさらにもう1点を失ってしまう。48分、浦和は自陣からのボールをFWワシントンがマークの栗原を上手く外して受けると、ポンテとワンツーの形で中澤をも振り切って相手DFの裏へ抜け出すことに成功する。それでもDF松田が追いすがり、一度はカバーをするのだがゴール前で体勢を崩してしまう。これでマークの外れたワシントンはシュートをゴールへ確実に決める。こうして浦和に大きな2点目が入った。

 今季はここまで高い得点力を見せていた横浜FMだったが、この日は前半から浦和が見せる厳しく堅実なマークの前に、攻撃の核となるブラジルトリオを封じられてしまい、チャンスを作り出すこともままならない。とはいえ2点を追う横浜FMには攻める外に選択肢は無い。54分、横浜FMは運動量のある田中と清水を投入して攻撃の活性化を図る。しかし67分にはコーナーキックからカウンターを許し、ポンテに決定的なシュートを放たれてしまうが、これは榎本が好セーブを見せて相手の追加点を許さない。この後も浦和が何度かカウンターから好機を作るのだが、榎本の好守もあって得点にはつながらず。

 なんとしても得点の欲しい横浜FMは、73分に守備的な中盤の上野まで下げてFWの大島を投入する。こうして前線の枚数を4枚として、まずなんとか1点を取ろうという構えを見せる。しかしこの布陣も浦和の守備を崩すには至らず、試合はロスタイムへと突入する。そのロスタイム。横浜FMは左サイドからのクロスに大島がヘディングシュートを決めて1点目差とする。さらに自らボールをセンターサークルへと戻して早いリスタートを図るのだが、逆に浦和の長谷部がミドルシュートを決められて万事休す。そしてこのゴールの直後にタイムアップ。浦和が横浜FMとの直接対決に勝利して首位に立った。



 この試合の浦和の勝因だが、まず守備の良さを挙げねばならない。とにかくこの日の浦和の守備は実に見事なものであった。90分間、ほぼ集中を切らす事なく忠実に相手選手のマークを遂行し自由にプレーさせなかった。そしてもう一つ勝因を挙げるとすれば、この試合に勝ちたいという気持ちの強さだろうか。実はこの部分がこの試合の結果の根底にあるようにも思える。

 敗れた横浜FMは、今まで左サイドからの攻撃に極端に依存していたことが、浮き彫りとなってしまった。さらに、頼りとしたいFWの久保はまだ本調子には遠く、右サイドからの攻撃もさほど効果的とは思えない。今後へ向けて大きな課題を突き付けられることとなった。


(横浜F・マリノス) (浦和レッズ)
GK: 榎本達也 GK: 都築龍太
DF: 松田直樹、栗原勇蔵、中澤佑二 DF: 坪井慶介、田中マルクス闘莉王、堀之内聖
MF: 吉田孝行(54分/田中隼磨)、上野良治(73分/大島秀夫)、マグロン、ドゥトラ、奥大介(54分/清水範久) MF: 山田暢久(73分/平川忠亮)、長谷部誠、鈴木啓太、三都主アレサンドロ、小野伸二(67分/内舘 秀樹)
FW: 久保竜彦、マルケス久保竜彦、マルケス FW: ポンテ、ワシントン
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