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 Road to Beijing 07/05/24(木) <前へ次へindexへ>
Road to Beijing: 選手の想いをスタジアムで
アジア女子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)


文/日テレ・ベレーザサポーター leftyサポ〔加藤〕

 私が女子サッカーを初めて見たのは、駒沢で行われた2004年アテネ五輪アジア予選:日本女子代表 vs ベトナム女子代表戦。当時女子サッカーの存在すらほとんど知らなかった私は、日本代表サポーター仲間に誘われて半ば付き合いで試合を観に行きました。
その試合を観て「女子サッカーを応援していきたいと強く思った」と言えたならば美談かもしれませんが、そうではなく、「気持ちをプレイに出していて女子サッカーと言うのも悪くないな」と思ったのが素直な感想でした。

 しかし、この一戦が今後私が女子サッカーに関っていくことになる「きっかけ」となったことは確かです。この日以降、女子サッカーに少しづつ興味を持ち始めスタジアムに足を運ぶようになりました。

 最初は女子サッカーの選手と言えば澤選手の名前しか知らなかったのですが、試合を観るにつれ素晴らしいプレイを見せる選手たちの名前を徐々に覚えていくことになります。また男子サッカーとは一味違った、選手がプレイで伝えてくれるモノ〔言葉にするのが難しく、スタジアムでそれぞれ皆さんに感じ取っていただきたい〕に強く惹かれていきました。



 その中で、当時の女子サッカーを取り巻いていた環境を伝え聞き、「まぁ少しでも力になれたら」と言う思いが、付き合いでと言うスタンスからいつの間にか自分が応援したいと思うように徐々に変化していきました。そして、その変化と共に女子サッカーが置かれている現状を自分自身が体感することとなります。

 昨年から「株式会社モック」がスポンサーとなり、「mocなでしこリーグ」と改称された国内最高峰の女子リーグ。私はそのリーグに所属する日テレ・ベレーザのサポーターをしています。サポーターを始めてからこの3年間、上記の通り、リーグ自体にスポンサーがつき、また少数ですが選手とのプロ契約を結ぶチームも出始め、選手の待遇面を取り巻く環境は多少なりとも改善されてきたと言えるでしょう。

 しかし、プロとなれた選手は数える程の本当にごくわずか、リーグに所属している選手たちのほとんどは、平日は仕事をしながらアマチュアとしてサッカーを続けており、女子サッカー全体を見た場合「サッカーに専念できる環境」からは程遠い現状がそこにはあります。また観客動員数に至っては、Division.1でも2,000人を超える方が珍しく(参考までに昨年ベレーザの一試合平均観客数は800人)、リーグ全体を見渡せば1,000人にも満たない試合会場が半数以上を占めます。



 過去、オリンピック出場がかかった2004年のアテネ五輪アジア予選:対北朝鮮戦で、国立に30,000人の大観衆が集い、一時女子サッカーは最高の盛り上がりをみせました。私はその場にいなかったのですが伝え聞いた話によると、「ここから女子サッカーの新たな歴史が始まる」と言って誰もが頷く大盛り上がりだったそうです。

 しかし、現実は厳しく現在の女子サッカーが「メジャースポーツ」かと聞かれたら答えは否。はっきり言ってしまえば、相も変わらず現状の女子サッカーは「マイナースポーツ」のままです。この現状を変える為には女子サッカーが「メジャー」へと進む為には、まずは1人でも多くの方に女子サッカーの存在を知ってもらわなければなりません。そして、知ってもらった上でスタジアムへと足を運んでもらう事が重要となります。

「百聞は一見に如かず」と言いますが、まさにその通り。ほとんどの選手は仕事をしながら練習をこなし、毎週のように試合に出場しています。それは生半可なの気持ちで出来ることではないでしょう。何よりもサッカーが好きだからこそ続けれられることに他なりません。その気持ちを全面に押し出しながらプレイする選手たちを見て、絶対に何かを感じるはずです。



 今また、過去に前例として盛り上がりを見せたオリンピック出場をかけて戦うアジア予選の真っ最中。6月3日(日)には、国立霞ヶ丘競技場にて19時から韓国女子代表との試合が行われます。

「オリンピックに出場したい」と言う気持ちを選手はプレイで表します。スタジアムで是非ともその強い気持ちを間近で感じ取っていただきたい。1人でも多くの方が試合会場に駆けつけることによって、女子サッカーは「メジャースポーツ」への道を歩み始めます。それは女子サッカーを取り巻いている環境を良い方向へと変えていくことに繋がります。皆さんのスタジアムへ駆けつけると言う第一歩が女子サッカーを変えていくんです。そして、そこから私たち皆で新たな女子サッカーの歴史を作り上げていきましょう。

 6月3日、国立での日韓戦。
 日本女子代表は北京オリンピックに出場する為に、全身全霊をかけて韓国と戦います。まずはスタジアムに駆けつけて試合を観てください。その姿から選手たちの想いは自然と伝わってくることでしょう。

「選手の想いをスタジアムで感じて欲しい。」

 この試合が皆さんにとって女子サッカーに関っていく「きっかけ」となるはずです。また、このコラムがその「きっかけ」となることを願いつつ。


※6月3日の韓国戦に3万人の観衆を集めよう!!「30000人プロジェクト」はこちらから
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