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| Road to Beijing 07/06/02(土) | <前へ|次へ|indexへ> |
Road to Beijing: エル・フットボル・デル・コラソン 出張版
アジア女子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)
文/清水第八プレアデス サポーター ドン・ラゴ
「サッカーがすきなオンナのコは、ぎんいろのちいさなサッカーボールをくわえてうまれてくるんだって。それで、サッカーのかみさまが、それをみつけると、のみこんでむねのおくにしまうんだって。それで、ときどきピカピカひかるんだけど、だけど、じぶんにはみえないんだって・・・・」
銀色の小さなサッカーボールをくわえて産まれた女のコは、導かれるようにその場所に立っていた。視線を上げると、年も育った環境もちがう仲間たちが、ピッチの真ん中で彼女を待っていた。彼女は、その時気づいた。何万人もの観客も、青いユニフォームを身に纏った彼女が、ピッチに足を踏み入れるのを待っているのを・・・。
穏やかな気候のせいなのかここは、あまり荒げた声を出すのを良しとしない人々が集う土地のようだ。しかし、ここは違った。サポーターの声援を押し返すように、ベンチの前で、選手たちに指示を送る指揮官の後ろ姿がスタジアムにあった。時折、突き放す。けれども、それは、這い上がってくるのを待っているかのようだ。
赤いユニフォームの選手たちは必死にボール、そしてその声に食らいつき、諦めない。その姿に指揮官たちは、少し笑顔を浮かべたように見えた。それを優しく見守るスタッフたちには、そういう彼女たちの、キラキラと輝いている胸の奥のサッカーボールがきっと見えているのだろう。
前半終了のホイッスルが鳴った。空気が緩む。スタンド席を見回すと、ちいさな女のコたちが観戦していた。このコたちは、選手たちの姿を観てどう思っているのだろう?彼女たちに、選手たちの胸の輝きは届いているのだろうか?
後半が始まる。清水の選手たちは輪になり、そして、放射線状にクルリと前転してピッチへと散っていく。その時見えた光は、汗なのかそれとも・・
なでしこジャパンの姿を観るために、たくさんの女のコがスタジアムに訪れるだろう。彼女たちに、なでしこジャパンの胸の奥の光が届くだろうか?いやきっと、同じように自分の胸を光り輝かせながら、声援を送るのだろう。自分の姿をダブらせながら・・・。
日本中で、なでしこリーガーたちは戦っている。しかし、あまり知られていないのが現状だ。だからこそ、なでしこジャパンである。彼女たちの活躍が入り口になるのだから。
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