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ブッフバルト監督(浦和レッズ)記者会見
第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝 浦和レッズvs.鹿島アントラーズ
試合を振り返って
試合を迎えるの当たって、アントラーズの方は今シーズン、この試合に懸ける意気込み、最後のタイトルということで非常に大きかったと思います。我々の方は急に坪井選手が怪我をしまして、通常、出場出来る選手が減っていたという状況がありまして、試合を迎えるに当たって厳しい状況ではありました。
試合にプレーに関してのことですが、アントラーズの方は攻撃的な布陣を敷いてきて、そして前線から激しいプレスを掛けてきたということで、我々はなかなか試合に入ることが出来ませんでした。最初の20分というものは自分達のサッカーが出来ませんでした。
ただ選手達に伝えておいたのはアントラーズがそう出るというのは事実、最近の試合で判っていましたので、ボールを奪ったら攻守の切り替えを早くしようと、そうすることによってアントラーズの選手、攻撃的な選手の裏をそれを取れると伝えていました。最初の20分間位は攻められていたんですけど、その後、選手達がボールを奪った後、攻守の切り替え、守から攻への切り替えが早くなってスペースを活かせるようになってから、いいチャンスが産まれてきました。
小野伸二の素晴らしいゴールですね、あれはチームの半分位の選手が関与していたと、絡んでいたのではないかと、ダイレクトプレーの連続からの素晴らしいシュートだったと思います。そんな形で前半を1ー0でリードしたまま終わることが出来ました。
後半に入りまして、やはりリードされているアントラーズがしっかり来るだろうというところで、その通り(相手が)やってきました。それでも最初のチャンスはウチの方にありまして、永井がいいチャンスあったんですけど1つ決められなかったと。その後も何度かチャンスはあったんですけれども、往々にしてチャンスを決めていないと相手に点を取られると、しかもそれはセットプレーから。ちょっとあの状態はウチのチームの方が良くなかった状態にしっかりと同点弾を入れられました。
そういう形で点は取られたんですけど、しっかりそれに選手達がまた答えを出してくれたと思います。ロビー(ポンテ)のシュートなんですけど、相手に当たって入ったと思うんですけれども、それもですね、いい形でのチャンスを作っていたからそういう形でのゴールが産まれたものだという風に思っています。
全体を通しまして今日のレッズの勝利なんですけれども、順当な線でなったと思います。今度、これに勝って決勝進出が決まったわけなんですけれども、天皇杯、昨シーズンも我々が取っています。この天皇杯を今度は守るという形でいきたいと思いますが、リーグ戦を優勝した後、次の大会に気持ちを切り替えるというのは非常に難しいところなんですけれども、これをやってくれた選手達に本当に素晴らしいと思います。よくリーグ優勝で切れてしまう、あるいは満足してしまったりせず、この大会への意気込みを出して、それをプレーで表してくれたと思います。
監督の最後の試合が決勝戦ということで、結構、複雑な気持ちになると思うんですけど、試合に向けて考えを教えて下さい。
今、そのことはまだあまり考えていませんということです。勿論、今日負けたらそれが最後の試合だったわけですし、逆に言うと、今度、自分の最後の試合を決勝戦で勝って終われるそういう機会を得たという風に思ってます。今、考えることは次の対戦相手・ガンバ。これに集中していい形で終われるように、そういう風に自分の気持ちを切り替えていきたいという風に思います。
Jリーグ優勝した頃のチームと現在のレッズと比べると半数以上の選手が代わっているが、それでもレッズに変わらないもの、力と言ったら何でしょうか?
選手達の成長というものが大きく寄与しているという風に思います。例えば今日の細貝なんですけれども、彼のプレーを見ていると来シーズンは必ずレギュラー争いの一角に入ってくるという風に思っております。
浦和レッズの強さというのはですね、運命共同体だという風に思って頂いて結構だと思います。練習の時から、あるいは合宿の時からお互いの選手達で自分の持っているものをもっと伸ばすように、こういうことをやるんだったらやるように、と言うように個々能力を伸ばす、全体の責任を自分で感じてやっていくことをずっと訴えてきましたが、今、浦和レッズの選手達は「このポジションで明日やらなければいけない」となったと、そういうものをしっかり理解してくれているという風に思います。
そしてメンタルの強さがあると思います。今、ウチの選手達に、練習をご覧になっている記者の皆さんにはよく判ると思いますが、もの凄く燃えているんですね。とにかく、まずチームに帯同したい、あるいは(試合で)プレーしたいと。そのための練習を非常に頑張っていると言えます。
逆に選ばれてピッチに立った選手というのは「やらなきゃいけない」、ピッチに出た以上、何の責任を持ってここに立っているというものをしっかりと理解して、それは自分のエゴではなく、チームの中の責任感というものを帯びてプレーしています。
こういうことはやはり今の浦和レッズの強さではないかと思います。そしてその責任感、あるいは責任を自分がやるんだと、それに対して喜んでいるということだと考えています。
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