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中京大中京、またも初戦敗退!佐賀北、「甲子園」の再現なるか?
第86回全国高校サッカー選手権大会 2回戦 中京大中京高校vs.佐賀北高校
2008年1月2日(水)14:10 市原臨海競技場 観衆:1,282 天候:晴
試合結果/中京大中京高校0−1佐賀北高校(前0−0、後0−1)
得点経過/[佐賀北]古川純平(73分)
取材・文/貞永晃二
3年連続出場の中京大中京(以下、中京)は、とにかく高身長ぞろい。この日のスタメン平均もなんと179cm。180cm以上が6人というから驚きだ。昨年の大会では現在フランス・グルノーブルでプレーする伊藤翔に注目が集まったが、1回戦で広島皆実にPK戦負けとふがいない結果だっただけに捲土重来を目指す。
一方、夏の甲子園の劇的な優勝で話題となった佐賀北がサッカーでも5年ぶりに出場を果たした。甲子園では松尾智博監督自ら応援団の先頭に立って盛り上げたというが、それができたのも、サッカー部が地元佐賀で行われたインターハイ出場を逃したからだった。「野球部に続け」、「インターハイを忘れるな」という思いが今大会出場につながったのだ。
強い風が吹く中キックオフ。まず目を引いたのは、中京のCKだ。左からは左アウトサイドキック、右からは右アウトサイドキックで蹴る。狙いは意外性なのだろうか。県大会では得点につながることも多かったようなのだが。
佐賀北はショートパスを丁寧につなぎ、前山亮、古川純平のドリブルを交えて攻める。一方、スピードある前線を活かしたい中京はカウンターに威力がある。
佐賀北のチャンスは35分、DF鶴田裕士のドリブルからのマイナスの折り返しをFW七田和謙がシュートするがDFがブロック。中京も伊藤了のスピードドリブルから前山へのスルーパス、しかしDFがぎりぎりでなんとかクリアする。ロスタイムにはまたも伊藤がドリブルから左足で狙うがわずかにバーを越えてしまう。ともにチャンスも少なく、まずは失点しないことに重点を置いた前半だった。
後半も中京のCKはやはりアウトサイドキック。トゥキック気味に蹴られるボールは独特の変化をし、相手GK・DFは守りにくいのかもしれないが、スピードのある通常のキックを織り交ぜた方がバリエーションが増えて、さらに相手は守りにくいとも感じる。
やや中京が優勢ながらも50分を過ぎる。佐賀北FW川原康平のシュートが左にはずれ、中京も正確なロングフィードからの七田のシュートはDFにブロックされる。川原は60分にも遠目から狙うと、GK三浦雄也があわててバックしてはじき出す。
残り15分を切って、遠目からのシュートが増えだす中京。引き気味の佐賀北の守備に手を焼き、持ち前の鋭いカウンターを出せずやや焦りを感じる。68分にはFKをはね返されたところを伊藤がシュートするもGK田中亮がはじく。逆に佐賀北・七田のロングドリブルを止めきれずシュートまで持っていかれたり、前山に鋭いシュートを浴びてしまう中京。
そして試合を決める得点が佐賀北に入る。73分、思い切った古川純の右足ミドルが見事中京ゴールネットを揺らしたのだ。
時間も残り少なく、焦る中京をさらにイラつかせるように鶴田が中京陣に粘着ドリブルで持ち込みキープしてファウルを誘う。ロスタイムの3分も中京はこれといった攻めも展開できず、佐賀北の粘り強い守備に屈してしまった。
中京は、特徴のあるセットプレーも実らず、終盤でのゴール前への放り込みも見られなかった。せっかくの長身選手ぞろいを活かせず2年連続で期待を裏切る初戦敗退となってしまった。
「中京さんは前半大味に蹴ってきて、後半8番・14番が入ってつなぐサッカーに変わると考えて」前半、風下をとったという佐賀北・松尾監督。決勝点となったゴールも風上に立ち「高さのあるDFラインの手前での積極的なミドルシュートがテーマだった」という松尾監督の狙いがズバリ当たった形だ。次は新人戦の九州大会で2−1と勝利している東福岡との九州対決となった。松尾監督は「うちの選手たちは名前負けはしない」と自信を見せていた。
| (中京大中京高校) | (佐賀北高校) | |||||||
| GK: | 三浦雄也 | GK: | 田中亮自 | |||||
| DF: | 中村亮太、大岩一貴、早坂賢太、相場達朗 | DF: | 原口亮、松永亮平、田中勝浩、鶴田裕士 | |||||
| MF: | 鈴木盛弘、熊澤圭祐、高橋和也、生川慎二(62分/加藤裕貴) | MF: | 樋口拓哉(57分/吉村茉生)、前山亮、古川純平(79分/古川祐毅)、川原康平 | |||||
| FW: | 伊藤了、都築知也(HT/早川晃博) | FW: | 松尾伸、七田和謙 | |||||
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